中学生の英語勉強法

中学生

中学生から文法を使った英語の授業が本格的に始まり、苦手な子と得意な子がはっきりと分かれて、高校受験やその先に大学受験でもほぼ必須な科目となります。勉強法は苦手な子と得意な子で分かれますが、基本的な部分は変わりません。簡単にまとめましたので、ご参考になればと思います。

英語が苦手な子

教科書の音読

中学校の英語の基本は教科書です。英語が苦手な子には、定期テスト対策として、学校の教科書の音読をしてもらっています。学校のテストは基本的に教科書の内容を中心として作られるので、教科書の理解が必要となります。教科書を音読する前に、単語、構文、文法、内容等をしっかりと講師と確認して、理解した上で音読します。当塾では、最低30回は音読をお願いしております。30回読めば、教科書の内容がしっかりと定着し、内容も暗記できたりするためです。30回で足りないようでしたら、さらに回数をお願いしております。定期テスト前は、授業で音読をしてもらい単語や構文等を確認していきます。英語が苦手な子は、最初は教科書レベルの文をちゃんと読めるようにしてもらいます。余裕がありましたら、単語帳の例文や他の参考書の長文の音読をお願いしております。

教科書の進め方

音読で得られる効果

文法の見直し

中学校から授業で文法を教わりますが、1度文法つまづいてしまうと、そこから分からなくなってしまい、気付いたら英語が苦手になっているという子は少なくありません。文法が苦手な子は、1年生の内容からしっかりと可能な限り分かりやすく教えていきます。また、その場で理解していても、復習等を怠るとすぐに忘れてしまうので、こちらで再度解説したり、その文法が使われている文章を読んだりしていきます。また、余裕がある子が、英作文等で実際に習った文法を使って覚えていきます。ちゃんと理解して使い方を覚え、実際に英作文やスピーキングで使っていくと、簡単に忘れなくなります。

勉強量を増やす

学校の定期テストで高得点を取れる子、英検等の資格を早く合格する子は、基本的に勉強量が多いです。英語に限らず、他の科目でも同じことが言えます。また塾だけでの勉強で満足して、家では何もしないとなると成績があがりません。英検の合格も厳しくなります。英語が話せる人は、それだけ英語を勉強する時間、英語に触れる時間が多いです。英語ができるようなりたい、また英検合格したいとなると、1人の時の勉強がとても大事になってきます。英語塾グッディでは、宿題は基本的に1日20~30分程度お願いしております。定期テスト前以外は、音読をお願いしております。日頃から、英語に慣れておけば、上達も早くなります。

英語が得意な子

文法を可能な限り終わらせ英検へ

学校の定期テストで高得点が取れて、学校の授業が簡単に感じている子は、可能な限り文法を進めて早めに終わらせることをおススメしています。中学3年生までの文法が理解できれば、文法で困ることは難しい文章を除いてそこまではありません。中学3年までの文法が終わったら、英検の受験をおススメしております。当塾では、可能であれば中3になる前に英検準2級を取得をおススメしています。中学3年になると、受験勉強と学校の定期テストに集中してもらいたいからです。中学3年の成績が高校受験に影響するので、中学3年の間は受験勉強と定期テストに集中してもらいます。また志望する高校によりますが、英検を持っていると、高校受験の内申に加点される場合があるので、可能な子には英検準2級を目標にしてもらってます。英検準2級がそこまで難しくない子には、英検2級、英検準1級を目指してもらいます。

実際に英語を使う

英語が得意な子は、英検の取得もそうですが、英語を実際に使っていくのもおススメしております。最近の英語教育では、スピーキングに力を入れ始めてきていますが、英語を話せるようになるには圧倒的に時間が足りていないのが事実です。英語を使う機会はたくさんあるので、英語が得意な子には、是非積極的に英語を使った方がいいです。英語は最終的にはコミュニケーションの道具です。英語を使って他の人とのコミュニケーションを楽しみましょう。実際に英語を使う機会ですが、下記にまとめました。

ひとり言

あまりメジャーではありませんが、場所を選ばずどこでもできる方法です。やり方は簡単です。自分の思ったことを可能で阿あれば実際に声に出して、もしくは頭の中でもいいので、英語にするだけです。道を歩いていて、猫が前を通り過ぎたら There is a cat. It’s cute.とのように自分で実際に英文を作るだけです。分からない単語等があったら、後で講師に質問するか調べればいいだけです。1番気軽にできる方法です。

英検の英作文・2次試験の問題

英検3級以降は、英作文と2次試験でスピーキングがあり、実際に質問に対して自分の意見を英語で伝えなければなりません。英検3級の英作文と2次試験の問題は、そこまで難しくはなく、問題もそこまで難しくはないので、おススメです。注意点として、問題を解いたら、その添削をちゃんとしてもらうことです。添削しないままだと、自分の英語が正しいか正しくないかが分かりません。英語を添削してくれる人とやるのが良いです。

オンライン英会話

こちらは有料になりますが、そこまで費用が掛からない方法です。オンライン英会話はコストパフォーマンスがとても良いです。注意点ですが、オンライン英会話は、あくまで勉強したことのアウトプットとして使用するのが良いです。あまり勉強していない状態でオンライン英会話を使用しても上達しません。日頃からしっかりと勉強していて、英語を使う練習の場として使用しましょう。

留学

こちらも有料になりますが、費用が問題なければ1度行くことをおススメします。留学中は、日本人と関わらなければ、24時間フルに英語を使う環境になります。強制的に英語を使わなければならないので、その分上達も早くなります。また、留学は語学以外にもその国の文化が学べるのでその点でもおススメです。英語を第一言語とした国は複数あるので、自分が興味を持った国にしましょう。

受験勉強

中学3年生になると、受験勉強が始まります。早い子だと、中3になる前から準備する子もいます。多くの子にとって、初めての受験になり、今まで以上に勉強する時間が増えます。中学3年生になったら、受験勉強と定期テストに集中した方が良いので、可能な子は、文法や英検を終わらせておきましょう。特に、英検を終わらせておくと、中学3年生では英検のプレッシャーを感じずに、受験勉強に集中できます。高校受験に向けての準備は、下の記事にまとめていますので、ご参照ください。

高校受験に向けてすること

中学生の英語勉強法 – まとめ

中学校から文法を使って英語を学んでいき、理解できないとテストの点数に繋がります。優先順位として、学校のテストが1番に来ます。学校のテストがある程度取れるなら、徐々に英検の勉強を始めるのも良いでしょう。また、学校の教科書は基本的な単語、フレーズがたくさん載っているので、テスト前だけでもいいので、しっかりと音読して意味や使い方を覚えましょう。中学校で出てくる文法や単語は基本的なものが多いです。しっかりと理解して覚えれば、後の英語学習にも役立ちます。学校の授業が簡単な場合は、どんどんレベルを上げていき、英検準2級以上目指したり、実際に英語を使う練習も良いです。