単語帳の進め方

単語帳の音読

英語の勉強を進める上で、欠かせないのが英単語です。分からない英単語が文中にたくさんあると、その文の意味が理解できなくなります。また単語の使い方が分からないと、スピーキング・ライティングの時に困ります。英単語の意味・使い方をお知っておくことは、とても大事です。単語帳を進める時、たいていの人が、英語=日本語訳だけで覚えるようにしています。間違った方法ではありませんが、それによるデメリットもややあります。今回は英語が使えるようになるような単語帳の進め方についてまとめました。

絵やイメージがついている単語帳

英語を習い始めの場合は、絵やイメージがついている単語帳を選びましょう。英語と日本語を結びつけるより、その英単語を絵やイメージで覚えた方が、より単語が頭に残りやすくなります。最初のうちから、英語と日本語のみの単語帳だと英語が難しく感じ、また覚えづらいです。ある程度難しいレベルにいくと、基本的にどの単語帳も絵やイメージはついていませんが、最初のうちは、絵やイメージがついているものを選び、英単語とイメージを結び付けましょう。色々な会社が英検の単語帳を出していますが、英検5級、英検4級レベルの単語帳だと、絵がついているものをがいくつかあります。そちらの方が進めやすいと思うので、最初のうちは、絵を見ながら英単語のイメージをつかんでいきましょう。

例文付きの単語帳

単語帳を選ぶ際は、例文付きの単語帳を選びましょう。その英単語が、実際にどのように文中で使われるかが分かるからです。英語と日本語だけを覚える方もたくさんいて、実際にそれで点数が取れる方もいらっしゃいます。しかし、日本語訳だけを覚えていて、「実際に使い方が分からない」、「文中で出てきた時に実際に覚えた日本語訳に合わない」等が起こります。例文がついていれば、実際に文中でどのように使われるのかが確認できます。またコロケーションという、単語と単語の組み合わせも一緒に覚えられます。例えばバスに乗るは ride a busではなく、take a busと言います。rideが”乗る”という日本語訳だからride a busで通じそうですが、バスに乗るはtake a busと言います。こういったことも確認できます。そして例文中に出てきた単語や構文も一緒に覚えることができるので、一石二鳥です。いちいち例文で使い方を確認するのは時間がかかり面倒くさいかもしれませんが、英語が使えるようになりたいなら、例文で単語の使い方確認すべきです。

例文の音読

単語帳を進める時は、黙ってではなく、場所が許す限り、ネイティブの音源を聞いて、それをマネするようにして、例文を声に出して進めましょう。実際に声に出して、単語の使い方を覚えましょう。また、単語を覚えるだけではなく、同時に、リスニング・発音・スピーキングの練習も可能です。例文に出てくる他の単語や表現も一緒に学ぶことができます。英語と日本語を覚える作業に比べたら、手間がかかりますが、1つの作業で他のスキルも一緒に練習できるので、ネイティブの音源を聞いてそれをマネして例文を音読していきましょう。例文の発音の仕方が分かったら、次からは音源無しで、音読だけでもかまいません。何回も読んでいれば、その単語の使い方が頭に残るので、スピーキング・ライティングなど英語を使う時に役立ちます。

どんどん回数を重ねる

英単語が覚えられない人に共通しているのが、あまり回数を重ねていないのと定期的にその単語を目にしていない、というのがあります。定期的に目にしている英単語は、覚えようと思ってなくても自然と覚えてしまうものです。英語に限らず、不断からあまり目にしないものをは覚えられないものです。どんどん回数を重ねて、定期的にその単語を見る機会を増やしましょう。たくさんの例文を音読していけば、その分色々な単語の使い方や、その例文に付随した単語や構文等も一緒に覚えられます。単語の意味・使い方を覚えたものは、基本的にはやらず、覚えていないものをどんどんやりましょう。

単語帳の進め方 – まとめ

英語=日本語訳で覚える方法も悪くはありません。実際に英検の最初の単語の穴埋め問題は、その方法で正解数を増やせます。しかしデメリットとして、その単語が自分で使えるようになりません。難しい単語ならまだしも、基本的な単語の使い方が分からないままになります。また文中で出てきても、その文の意味が分からない場合もたまにあります。例文の音読は少し面倒くさいですが、英語が使えるようになりたいならやるべきです。特に英語習いたての場合や、幼稚園生、小学校低学年の子は、どんどん例文を読むべきです。ある程度単語帳が終わったら、英検であれば、どんどん問題を解いて、実際に問題が解けるかを試した方が良いでしょう。特に最初の単語の穴埋め問題が良い確認になります。