小学1年生で英検3級合格 – 合格までの勉強法を公開

英語を使う練習

幼稚園年長の時に体験授業を受けて、小学校入学前の3月から一緒に勉強を始めていきました。入塾する前は英検5級を既に持っており、入塾前に英検4級を受けましたが、落ちてしまい、そこからのスタートとなりました。英語塾グッディに入塾してから9ヶ月で、とても頑張っていただき英検3級まで合格できました。今回は3級合格までの勉強法を公開します。

単語帳の音読

入塾後、単語帳のご購入をお願いしました。英検4級用に購入していただいた単語帳は、ジャパンタイムズの出る順で最短合格!英検4級単熟語です。こちらの単語帳を選んだ理由は、それぞれの単語に例文と絵が付いているからです。例文を音読する時は、絵を見てイメージしてもらうようにしました。英検3級用に購入していただいた単語帳は、ジャパンタイムズの出る順で最短合格!英検3級単熟語EXです。授業の最初の15~20分を使って、単語帳を音読してもらい、読めない単語・例文は一緒に読んでいきました。宿題でも、単語帳の音読をお願いしました。家では、音源を聞いて、その音源のマネをしてもらいました。最初の方は、読むのが難しい単語・例文はいくつかありましたが、最後の方は、基本的にスラスラ読むことができていました。単語帳をしっかりと取り組めば、最初の単語を選ぶ問題と英会話の問題は点数を取ることができます。

単語帳の進め方

英検4級と英検3級の単語帳

過去問の演習

単語帳の音読以外に、過去問の演習を一緒に行いました。演習といっても、最初の英単語と英会話の問題を中心に、一緒に音読していき、1問ずつ解いていきました。間違えた問題にはチェックをつけてもらい、後で間違えた問題をまとめて一緒に音読し、復習していきました。単語帳と過去問の演習をこのように繰り返し、正答率がぐんぐん上がっていきました。ほぼ全問正解できる程度になったので、本人が嫌がらない程度で、掲示の英文の問題の音読を一緒にして、問題を解きました。リスニングは元から高得点を取れていたので、こちらの方では特に何もせず、宿題で過去問のリスニングパートを解いてもらいました。

絵本の音読

単語帳と過去問の演習以外に、絵本の音読も取り入れました。単語帳と過去問だけでも、勉強にはなりますが、可能な限り楽しく勉強してほしいのもあり絵本を取り入れました。また、絵本はネイティブが実際に書いている表現になりますので、より自然な英語を覚えることができます。英検には出てこない英単語も絵本にはありますが、ネイティブが普段使っている、またはネイティブにとっては普通の表現なので、とても勉強になります。本人が興味を持った、かつ本人のレベルにあった本を選び、それを一緒に音読していきました。今回、一緒に読んだ絵本は、Elephant and Piggieという絵本のシリーズです。可愛らしい挿絵と大きい文字でとても読みやすく、物語も子供にとって分かりやすい内容になっています。早ければ1冊10分もかからない程度で読めます。授業の最後の20~30分程度を使い、一緒に音読をしました。小学生、特に小さいお子様にとって、絵本は楽しく英語を勉強できるので、とても良い勉強方法です。単語帳には出てこない単語や表現も出てくるので、勉強になります。

Elephant and Piggie 英語の絵本

絵本を使った勉強法

英作文の練習

英検3級から英作文が出てきます。単語帳・過去問演習に加えて、英作文の練習も一緒にやりました。そもそも、そこまで英語を書くことがなかったので、最初は苦労していました。英作文の型を最初に教えて、それを家で書く練習をしました。1ヶ月後には、難しくなくなっていました。英検の英作文は、お題に対して理由を2つ(英検1級は3つ)書かなければいけません。過去問の問題を使って、可能な限り簡単な表現で自分の意見を作る練習をしていきました。2次試験の対策も含めて、同じ問題を口頭で確認し、難しそうなスペルの単語はその都度一緒に確かめました。色々な問題をやって、繰り返し、英作文に慣れていきました。英作文の練習を通して、以前より英語を書くのがとても上手になりました。

小学1年生で英検3級合格 – まとめ

今回、小学1年生で英検4級(2022年第1回)、英検3級(2022年第2回)と2回連続で合格でき、本人の自信になりました。合格できた主な要因は、本人と保護者様の頑張りがあったからです。塾以外の時間は家で勉強してもらいます。中学生・高校生だと特に保護者からのサポートは必要ありませんが、まだ小さいお子様だと、自分1人で勉強を進めていくことが難しく、保護者のサポートが必要になります。今回は、お母様が家での勉強をしっかりとサポートしてくれたので短期間で結果を出すことができました。正しい勉強法で、しっかりと時間を使って勉強すれば合格にぐっと近づきます。また、小さいお子様、英語を習い始めの子の場合は、英語嫌いにならないことを優先して指導します。一度英語が嫌いになると、そこから勉強するのが嫌になります。小さいお子様だと特にそうです。英語嫌いにならず、合格して自信が持てるようになってもらうよう指導しています。