中学1年生から本格的に英文法の授業が始まり、徐々に内容が難しくなっていき、早い子だと中学1年生の途中から英語が苦手になってしまいます。中学1年生の段階で、英語が苦手になると、中学2年生・3年生で教わる内容が全く分からなくなることも十分あり得ます。英語が苦手な場合は、早めに克服した方が良いです。高校受験と大学受験では、試験科目として英語を使う場合が多いです。英語が得意な場合は、得点源となり、受験の時は有利になります。今回は、英語が苦手な子はどのように勉強したほうが良いのかをまとめました。参考になれば幸いです。
英文法は1から確認していく
英語が苦手な子の共通点として、文法で分からないところを放置してそのままにしていることがあります。分からないところを放置しておくと、それを知っている前提で授業が進んでいくので、さらに分からないところが増えて、負のスパイラルになっていきます。中高生の場合は、文法はしっかりと理解しておく必要があります。特に大学受験をする子の場合は、なおさらです。英語が苦手な子で、何からやっていいか分からない子は、最初に英文法を1から確認していきましょう。可能であれば、1人で進めていくのではなく、ちゃんと説明して確認してくれる講師と一緒に進めていきましょう。1人で進めると、なんとなく分かったふりをして進めてしまう場合があります。講師がいれば、ちゃんと確認してくれます。英文法の確認の仕方は、学校の教科書を使って、そこに出てくる文章と文法を確認しましょう。他の教材があれば、それでもかまいませんが、学校の教科書は基本的な表現と文法がたくさん詰まっているので、教材に迷っている方は、学校の教科書から始めましょう。
中学3年生の子であれば、早めに中学1年生・2年生の内容を復習しておきましょう。中学3年生で習う文法はそこまで多くはないですが、中学1年生・2年生の内容に比べると難しくなります。また高校生の子であれば、早めに文法を勉強し直して、高校3年生になる前に文法を終わらせておきましょう。
勉強時間を増やす
英語が苦手な子は、そもそも勉強時間が足りていない場合もあります。英語が苦手→勉強が苦痛→勉強をあまりしない、となっている場合があります。正しい勉強法で、勉強時間を増やせば、英語は徐々にできるようになっていきます。苦手なものを勉強していくのは、大変かもしれませんが、少しずつ慣れていきます。単語や文法などが徐々に分かっていき、英語が読めるようになってきたら、苦手意識がなくなってきます。最初は分からないところが多くて特に大変ですが、徐々に楽になっていきます。
最初1人で勉強が続けられない時は、塾の講師の人等にしっかりと管理してもらいましょう。人に管理してもらうと、意外と勉強が進んだりします。最初は自分ができる範囲で宿題や課題等を出してもらい、少しずつ量を増やしていきましょう。慣れてくれば、自分1人で管理できるようになっていきます。
自信をつけていく
英語が苦手な子は、テスト等であまり良い点数を取れないので、自信がありません。自信をつけるために、小さい目標を立てていきましょう。例えば、テストで毎回平均点以下であれば平均点を目指す、単語の小テストで8割を目指す等、自分が頑張れば達成できそうな目標を立てて、少しずつレベルを上げていきましょう。また、英検等の英語試験も積極的に活用していきましょう。最初は英検5級からで良いので、しっかりと合格すれば自信をつけることができます。少しずつ成功体験を積めれば、少しずつ自信がついてきます。自信がつけば、勉強もその分捗ります。小さなことからで良いので、ちょっとずつ目標を達成して、成功体験を積みましょう。
まとめ
英語は一度苦手になってしまうと、苦手な状態から脱却するのは難しいです。塾長自身も高校生の時に英語が苦手になりましたが、きちんと正しい勉強法でコツコツと勉強を続けたら、英語が分かるようになり、英語が楽しいと思えるようになりました。英語が分かるようになり、テストで高得点を取れたり、英検等の資格に合格すると、自信がつき、英語の勉強が楽しくなっていきます。最初は、苦手なものをコツコツと時間をかけて勉強していくのは大変ですが、徐々に慣れていきます。最初、1人で勉強するのが大変でしたら塾の講師や学校の先生を頼りましょう。受身ではなく、分からないところを積極的に聞いて、少しずつ分からないところをなくしていきましょう。中学生で苦手な子は、早めに克服すれば、その後の勉強が楽になります。また高校生で苦手な子は、3年生になる前に早めに勉強を始めて、大学受験に備えましょう。「語学はセンスだ」という人がたまにいますが、そんなことはありません。正しい方法で継続して勉強すれば、できるようになります。