英語の教科書の進め方

勉強している姿

中学生・高校生にとって英語の教科書は、定期テストの基本になります。学校の先生も、教科書の範囲からテストの問題を作ります。教科書の理解が、点数アップに繋がります。また、教科書は基本的には英単語・文法・構文などが載っているので、こういったものを覚えると、英語の底上げになり、英検等の資格試験の勉強になります。

分からない英単語は調べる

教科書の新しい章に進むと分からない英単語が出てきますが、必ず意味が分かるようにしておきましょう。授業中に先生が英単語の意味を言っていたら、メモしておきましょう。そうすれば後から調べる手間が省けます。また教科書の一番後ろに英単語の索引がアルファベット順で記載されています。分からない英単語がありましたら、後ろの索引から英単語を調べるか、今は辞書やネットでも簡単に調べられるので、必ず調べて意味を書いておきましょう。英単語のまとめ方は、自分が見やすい方法でまとめましょう。自分でノートに英単語をまとめる、教科書の英単語の上にその意味を書いておく、学校で配布されたプリントでまとめる、単語カードを作るなど、色々な方法があるので、自分が見やすく勉強しやすい方法で英単語をしっかりとまとめましょう。また英単語の意味だけでなく、それがどのように文中で使われるかも理解しておくと良いです。使い方も覚えておくと、頭にも残りやすいですし、またライティング・スピーキングの時にも役立ちます。最初は、教科書の文章を見て使い方を確認していきましょう。また学校にもよりますが、定期テストや小テストで英単語の意味の問題が出るところが多いです。20点分出されるところもあります。英単語をしっかりと覚えておけば、テストの点数アップに繋がります。英検5級は中学校1年生レベル、英検4級は中学校2年生レベル、英検3級は中学校3年生レベル、英検準2級は高校1,2年生レベル、英検2級は高校3年生レベルなので、学校の英単語をしっかり覚えておくと英検対策にもなります。英検の単語帳は、学校の教科書に出てくるものが多いです。学校で出てくる英単語をしっかりと覚えておくと、英検対策にもなるので、覚えるようにしましょう。

教科書の内容を英語で理解する

教科書の文章の内容は、読んでしっかりと理解できるようにしましょう。頭の中で、英語→日本語で理解ではなく、英語を読んで、英語で理解できるくらいにしましょう。英語→日本語での理解を続けていくと、最初のうちは、そこまで問題ないかもしれませんが、レベルが上がるにつれて徐々に苦労していきます。特にリスニングになると、英語を英語で理解する力が求められます。また英検等の資格試験や大学受験で時間が足りなくなってしまいます。最初のレベルが易しいうちから、英語を英語で理解する習慣をつけましょう。分からない英単語があったら、その単語の上に日本語訳を書いてもかまいません。文章を読むたびに、その意味が目に入ってくるようにしましょう。回数を重ねていくと、自然と覚えていきます。覚えたと思ったら、日本語訳を消していきましょう。最終的には、単語の意味を全部消して、英語を読んで文章の意味が頭に入ってくる状態にしましょう。日頃から、英語を英語で理解する練習をしておくことが大事です。最初は大変かもしれませんが、徐々に慣れてきます。

暗記するぐらい音読をする

英単語・構文・文法・教科書の内容がしっかりと理解出来たら、あとはたくさん音読をするだけです。最初は、音源を聞いて、読み方をマネて音読しましょう。読み方が分かったら、音源無しで音読でも大丈夫です。目安は30回で文章を暗記するぐらいです。30回で足りない場合は、40回、50回と音読するのも良いです。たくさん音読していけば、自然と覚えていきます。教科書の内容を覚えられたら、そこに出てくる、英単語や文法も一緒に覚えることができます。学校の教科書に出てくる単語や表現は基本的で実用的なものがたくさんあるので、教科書をたくさん音読していけば、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能の対策も可能です。最初のうちは大変かもしれませんが、そのうち英語の読み方も覚えてきて、読むスピードも速くなってきます。おススメの勉強法なので、是非やってみてください。

教科書の進め方 – まとめ

学校の教科書には、英語の基礎の要素がたくさん入っているので、たくさん音読して、英単語や文法を覚えていけば、英語の底上げになります。特に高校の教科書は難しい話題や面白い話題がたくさんあり、英検の長文対策、大学受験の長文対策にもなります。特に、大学受験は基本的に長文読解なので、日頃から教科書の音読は大学受験に必ず役立ってきます。もし英語が苦手な場合は、最初は教科書から始めて、1つ1つ完璧にしていきましょう。教科書の内容で物足りなくなったら、英検などの資格試験の勉強を始めましょう。